歳を取れば丸くなるのか…それとも頑固になるんだろうか?
公開日:
:
介護
歳を取れば丸くなる…と言いますが。
年寄りは頑固!とも言われます。
加齢とともに短気で頑固になるのか、それとも角が取れるのか…。
仕事柄、いつも気になっていたところ、
興味あるコラムを拝見しました。
日本経済新聞に掲載された阪大の柏木教授のコラムによると…。
引用
「研究が進むにつれて、普段信じられていたことが、間違いであることが分かる場合がある。例えば以前は老人特有の性格傾向があると言われていた。頑固、短気、わがまま、無精、不潔、猜疑的、嫉妬深い、孤独などを老人の性格特徴としてあげた学者がいた。また、その後の心理学的研究においても、老人には情緒不安定、社会的内向、柔軟性の低下などが起こるとしばしば報告された。このような社会的にはあまり好ましくない性格傾向が老人の特徴と見なされることが多かったし今でもそう考えている人が少なからずある。
しかし、研究の蓄積によって、前出の見解はほぼ全面的に否定されている。
すなわち、老人に特有な性格傾向というものは存在しないというのが現時点の結論である。人の性格の骨格部分は中年期までにほぼ固まること、個人の特性は晩年まで持続するということは多くの学者の見解は一致するところである。すなわち、『人は生きてきたように年を取る』のである。ただ、年をとってからでも性格がある程度変わりうることは経験的にも明らかで、老後により高い自己実現を達成している老人の存在は性格が生涯発達の可能性を持っていることを実証している。
痴呆の老人をみていて『かわいいぼけ』と『憎らしいぼけ』があると気づいた。その『かわいさ』や『憎らしさ』は老人になって出てくるのではなく、老いる前、ぼけの始まる前に蓄積されているのである。かわいいぼけと憎らしいぼけとでは周りに与える影響は随分違う。できるならぼけは避けたいが、避けえないのであればせめてかわいくぼけたい。若いころから周りの人に配慮できる生き方を心掛けたいものだ」
引用終わり
う〜ん…。
老人には加齢に伴う性格的傾向は無く、
結局は自分の生き方次第ってことですか。
頑固であっても年を重ねるうちに自分を知り、そういった性格を自覚しておれば救いようがあるってことですね。
確かに…やさしくてまじめなじいちゃん
より
ちょいとワルだがカッコいいジジイを目指してる私としては、
気配りだけは忘れないようにしよう。
短気や頑固を自覚しよう!
そこのあなた!
そう、あ・な・た…。
どうぞご一緒に…(笑)
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